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2013.04.02

●未来4月号 歌稿

さまよへる

●水晶を内にかかへて山ねむる冬には太るガチャピンのごと

●川べりで拾つた石を南(みんなみ)へむかつてはなつ美しい朝

●野良猫にふれしまひるは牧場で芝生草生にねころぶごとし

●古里の子らは真つ赤な頬のまま隣の部屋で服を脱ぎたり

●平凡な子らにまじりて非凡なる子は垂直に岡に立ちをり

●花園の石碑は玄昌石なるを山幸彦は御堂に籠る

●井戸からは永久を掬はむ祐筆の後裔として文字を描かむ

●礼拝の時間は来たり山の上の木々の枝にも子は神を見つ

●豊聡耳(とよとみみ)皇子の耳欲し今いちど井戸のそばにて話を聞かな

●真実の真に弓矢の弓ですと死ぬまでにあと何回をいふ

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