●今日活字になった短歌
●朝はまだ静止してゐる観覧車いのちが乗れば動き始める
日経歌壇。穂村弘選。
人間を「いのち」に置き換えたことで一首が暗示性を帯びた。
穂村さんの評が、ありがたくもおそろしいのは、歌の製造工程を、かなりの精度で見破られてしまうところ。金曜日のイベントでも、見破られた感満載の評をいただきました。ナマ猫又、面白かったなあ。
●朝はまだ静止してゐる観覧車いのちが乗れば動き始める
日経歌壇。穂村弘選。
人間を「いのち」に置き換えたことで一首が暗示性を帯びた。
穂村さんの評が、ありがたくもおそろしいのは、歌の製造工程を、かなりの精度で見破られてしまうところ。金曜日のイベントでも、見破られた感満載の評をいただきました。ナマ猫又、面白かったなあ。
●「パノラマニア十蘭」久生十蘭(河出文庫)
●「老いの歌」小高賢(岩波新書)
●「仏果を得ず」三浦しをん(双葉文庫)
●「もたない男」中崎タツヤ(飛鳥新社)
●「女子をこじらせて」雨宮まみ(ポッド出版)
●「せどり男爵数奇譚」梶山季之(ちくま文庫)
●「開かせていただき光栄です」皆川博子(早川書房)
●「アンドロギュノスの裔」渡辺温 (創元推理文庫)
●「猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方」斎藤由香(新潮文庫)
●「ダンスと空想」(新装版)田辺聖子(文春文庫)
●「第2図書係補佐」又吉直樹(幻冬舎文庫)
●「ことば汁」小池昌代(中公文庫)
●「呪いの時代」内田樹(新潮社)
●「ギンギラ落語ボーイ」三遊亭白鳥(論創社)
●「楡家の人びと(上)(下)」北杜夫(新潮文庫)
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三浦しをんさんが、「仕事小説」を書くのは、実際には会社員として働いたことがないからだそうな。(先日の岸本佐知子さんとのトークイベントでおっしゃっていた。)
『仏果を得ず』は、文楽の太夫を職業とした、青年の成長譚。
文楽を一度も見たことがない人にも、文楽の魅力が伝わる小説だと思う。
『もたない男』は、もちすぎる女であるわたしにとって、衝撃的な一冊。
『もてない男』ではなく、モノをもたない男の話。実話です。
『ダンスと空想』は、元祖女子会小説。
神戸にポートピアができるちょっと前のおはなし。
語り手が、「仕事して税金をはらっている」ってことに、
きっぱりとしたプライドをもっているのが、しみじみしみる。
『ギンギラ落語ボーイ』、女性ファッションの描き方が、すっぱり欠落しているよっ!
これも青年の成長譚。白鳥師匠の顔を思い浮かべながら読んだのでした。
●果実/口実
●うずくまりますか哀しくなるときにわたしはいつもひとりでしたか
●ゆつくりと殺されてゆくひとたちとけふもおいしくごはんを食べる
●からうじてわたくしはまだここにゐる夜は南瓜を煮るためにある
●剥くうちに果肉人肉まじりだすこの洋梨は半額でした
●ひとびとは横浜駅を経由して会社あるいは戦場へゆく
●悪口を喋りおはつて音量がさがりましたね隣の客の
●どうしてもさみしいひとを好きになるとちのき通り西交差点
●ふみこまずふみこませずに生きてきて一人暮らしは桃の缶詰
●「気をつけて」とこのおばあちゃんは言つてゐる赤毛のこどもが電車を降りる
●わたしには消えてなくなるものだけを贈りたまへよをんなともだち
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ここ数日、なんだか花粉みたいなものが、飛んでいるような気がしないでもない。
昨日は、こまばアゴラ劇場で、ロロという劇団の芝居を見た。テーマは、ボーイミーツガール。なかみは、おぢさんなのに、がーるず割引してもらう。なんだかすみません。
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