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2011.09.30

●最近読んだ本

●「ふしぎなキリスト教」橋爪大三郎・大澤真幸(講談社現代文庫)
●「あほかいな、そうかいな」池田はるみ(ながらみ書房)
●「根津権現裏」藤澤清造(新潮文庫)
●「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアス/都甲幸治・久保尚美訳(新潮クレスト・ブック)
●「木曜の男」G・K・チェスタトン/吉田健一訳(創元推理文庫)
●「王朝文学の楽しみ」尾崎左永子(岩波新書)
●「魂の形について」多田智満子(白水Uブックス)
●「ことばの見本帖」荒川洋治・加藤典洋・関川夏央・高橋源一郎・平田オリザ(岩波書店)
●「天災と国防」寺田寅彦(講談社学術文庫)
●「砂の女」安部公房(新潮文庫)


「あほかいな、そうかいな」は、電車の中では読めない危険な本。
くすくすやニヤニヤ、というよりも、
ワッハッハっと声に出して笑ってしまうエピソードがたくさんある。

(自分ちの電話番号を忘れてしまって、104に電話してきく、とか。
これははるみさんのお友達の話だけれど)

”初老感”が最近のマイテーマなんだけど、
そこにもピンポイントでささってくる内容。

「根津権現裏」は、西村賢太が芥川賞を取ったからこそ、世に出た文庫本。
意外にも、とてもおもしろかった。
BL読みをしたくなるシーンが満載。
斎藤茂吉をモデルにした人が出てきてびっくり。茂吉は偏在するのだな。

「木曜の男」は、鴻巣友季子さんと穂村弘さんのトークショウの中で出てきた本。
うをををををを、という結末。見事に一本背負いでやられました。

「王朝文学の楽しみ」は、「枕草子」の話が一番おもしろかったなあ。
「山は」を写本していくうちに、後世の人たちが、自分の「山は」を、どんどん追加していった、という話。

「ことばの見本帖」は再読。
初読のときには、青木淳悟さんを未読だったから、このタイミングで再読してよござんした。

安部公房を「砂の女」で初めて読む。
新潮文庫から出ている安部公房の作品をちょっとずつ読んでいこうと思う。

作家の名前にさんがついたりつかなかったりしているのは、実際にあった(見た)かどうかに左右されています。

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2011.09.29

●今日みた映画

●モテキ

うっすら噂は聞いていたものの、あの楽曲が使われていて、もう号泣ですよ、奥さん。
あの曲より、彼がつくったいい曲はいっぱいあるけれど、なんだか時空がゆがむ経験だった。

エンドロールの曲にも、うっかり涙。
まだ、世界がこんなことになるなんて、思ってもみなかった頃の曲。

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●未来10月号<今月の一人>

●これはフィクションで(は)ありま……    

タウキョクノタイオウハテキセツデシタ ニッポンジンハヰマセンデシタ

少しでも空いてゐるドアを利用して生き延びたまへといふ車掌さん

逃げ道は確保しました要するに目立たぬやうにゆくわけですね

さてここで問題ですが正解があるのかどうかもうわからない

左手で握る歯ブラシ革命のスイッチなんてこんなものかも

お近くにお越しの際に本当に立ち寄るなんておどろきました

枝豆とビールを頼むとりあへずとりあへず後の日々を生きつつ

あきらめてほろんほろんとわらふのが上手になつてゆくわたしたち

タタタタウキョクノタタタタイオウハ ニニニッポンジンハイマイマイマヲ・・・・・


・・・・・・・・・・・

どんなに好きになっても、けしてふりむいてはくれない人を思うように、短歌を思う。相
聞を歌うにはもう遅く、挽歌を歌うにはまだ早い。花の名も鳥の名も知らないまま中年に
なってしまって、片恋の人はますます遠ざかるばかりだ。それでもわたしはここにいて、
短歌のことを思っている。ふだんはふりむいてくれない人が、油断してうっかりふりむい
た瞬間を、見逃さないように。

*********

<今月の一人>は、新作9首と、200文字の「今、わたしのうたは」という文章。

1ページをまるまる使えるので、
ふだんはあまり意識しない、「ぱっと見たときの印象」を考えて構成してみた。

通常の詠草は、5首。
「わたしに挽歌なんか詠ませるなよぅ」という個人的な歌なので、
ここにはあげない。

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2011.09.19

●今日食べたカレー

●復刻☆駒場東大ぐりむ館カレー@都立大学Atzou

女子会ならぬ婦人会開催。
生きているとそのときどきで盛り上がる話題が移り変わっておもしろい。

「番犬婚のすすめ」「わかめ問題」「夫婦円満にはかくれんぼ」「お金の大切さがわかるのは大人の男」などなど、なんだかいっぱいわらいました。

わたしはカレーを食べて、ともだちふたりは、プレートランチ。デザートもおいしかったです。

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もし、お近くのみなさんが、たまたまこのブログをごらんになったら、若い夫婦ふたりで一生懸命やっているお店なので、ぜひ、立ち寄ってあげてください。

カジュアルフレンチだけど、夜でもひとりごはんウェルカムとのことでした。

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2011.09.18

●今日読んだ「短歌な月刊zine」

●「うたつかい」2011年9月創刊号

大阪で、ネット系の短歌な人たちとあった時に、いただいた雑誌。定価100円。編集長のさくらこさんをはじめ、スタッフのみなさん、参加者のみなさんの「短歌好きだ〜」が伝わってきました。

●Twitter歌人60名のアンソロジー
●連載「短歌と人」檀可南子
第1回フォーカス【田中ましろ】
●連載「Tankish Days☆」たえなかすず
● Twitter歌人のおすすめ歌集・短歌本

アンソロジーの中から、気になった歌をひいておきます。作者は対面したことのある人、ツイッターで交流している人、まったく初めての人が混在。なので、作者名を隠して読んでみました。まあ、作者名を隠して読んでも、作者がわかるのもあったんですが。(笑)

●青春だなあ編

進化するあなたの邪魔にならないよう@をつけずに語る(生田亜々子)
親指が君の名前を撫ででいるタッチをすれば電話は懸かる(須田まどか)
耳許で「ふみ」って言ってよ「ふ」ですこし息が洩れてくそんな感じで(ささきふみ)
君水金地火木土天海冥僕くらい離れて廻る教室(田中ましろ)

●すごい好きだ!田辺聖子とか上方落語みたいだ編

もうこの際男やったらあんたでもあんたんとこのポチでもええわ(じゃこ)
猫借りてきたけど借りてきた猫のようにならない 昔の人め(じゃこ)

●そのほか

「センパイのことが好きですセンパイがあやのを好きってゆってくれたら」(ちょろ玉)
心理学学科恒例実験用動物供養無期限延期(六条くるる)
終点のひとつ手前の無人駅 ここにはなにもなくていいのに(氷沢けい)
泣きながら見ても花火はきれいだと思ってたんだ やっぱりそうだ(篠原謙斗)
ぼくじゃない人があなたを幸せにしているときにしたいほほえみ(ショージサキ)
地球上でもっとも不可解な地図を丸めたようだあなたの耳は(飯田彩乃)
君だけのプリンシパルになりたくてバレエシューズでてとてと歩く(龍翔)
負けたって思ったのなら勝ちたいと思ったんだね本気なんだね(野比益多)
読みかけの本はあなたの手の中で私のように愛されている(結城直)
ゆるく噛むすみれの花の砂糖漬けこの世の夢のはらはらはかな(ゆき)

★★★★★

こうしてみると、わたしが印をつけたのは、枡野浩一さんが『かんたん短歌のつくり方』で提唱していたルールにのっとっているものが多いなあ。

★★★★★

「うたつかい」、まだ走り始めたばかりですが、「前号評」をやっていったら、いいのではないか、と思いました。
(ここらへんは、さくらこさんへのお手紙的なことなので、またDMしますね。)

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2011.09.17

●今日読んだ「港の人」の本

●「珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎」橋口幸子 著

かなりの本好きの人でも、「港の人」が、鎌倉由比ガ浜にある出版社の名前だと知っている人は、なかなかいないんじゃないかと思う。

わたしは、光森裕樹さんの歌集『鈴を産むひばり』の出版社として、初めて出会ったのだけれど、ほんとうにこころのこもった、丁寧な仕事をしておられます。

この『珈琲とエクレアと詩人』も、とてもすてきな一冊。
詩人、北村太郎と交流のあった橋本さんという方が、北村太郎との思い出を綴っているのですが、内容と、本のただずまいが、すごくあっている。

ねじめ正一の『荒地の恋』を興味深く読んだひとは、この『珈琲とエクレアと詩人』も、ぜひ。

そして、この本を読むと、なぜ、「港の人」という、およそ出版社らしくない出版社の名前がついたのか、も(たぶん)わかるのです。

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2011.09.15

●今日始めた手続き

●面倒やねん

諸般の事情で、いろいろな手続きをしなければならず、非常に面倒なことに。

時間の無駄。
お金の無駄。

自業自得とはいえ、困ったものだ。

手続きが完了するのを待っているうちに、
また「おかまちゃん風邪」が発症。
近々あう方には、また、あの声をお楽しみいただけるかと存じます。ふんだりけったり。

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2011.09.05

●この間届いたレストランオープンのお知らせ

Atzou@都立大学

ほんの数回しかあったことはないのだけれど、
とても印象的なお友達から、レストランオープンのお知らせがきた。

だんなさまがシェフ。
お友達がたぶん、フロアを切り盛りするはず。

明るくカジュアルなスタイルらしいです。

OLくらぶのみなさま、
食いしん坊倶楽部のみなさま、
秋のおしゃれディナー、企画しましょうかねぇ。

頭がよくなりそうな
【復刻☆駒場東大ぐりむ館カレー】というメニューが気になります。

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●昨日活字になった短歌

●種を売る市場のために朝顔は種の実らぬ種が売られる

日経歌壇、穂村弘選。

*****

このあいだ、チヨミックスさんや、ayuちゃんと話していたときに出た、
朝顔の種の話をそのまま短歌化。

ちなみにわたし自身はゴーヤも朝顔も育てない派です。ぬふん。

そろそろ旅の準備をしなければ。

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2011.09.01

●今日みた映画

●ゴーストライター

いろいろつっこみたいところはあるんだけれど、
ひとりで見たので、つっこめない。
微妙な疑問も、投げかけられない。

でも、映画をみられただけで満足してる。
ぼわわわわん。

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●未来9月号 歌稿

●矛盾/浸潤


●みどり濃くなりゆくばかり六月のみなとみらいの草の空き地の

●バス停についたときにはいつだつてバス発車してしまつたところ

●ワンマンにあらざるバスがありしゆゑワンマンバスと呼ばれつづける

●このひとは誰なのだらうわたくしの運転免許証のなか疲れて

●常温のこのさびしさは特別なかなしみにはあらず からだのわたし

●いつもとは異なる道で駅までの時間を辿るたどりつきたい

●ゆつくりとほろびつつある父母をとほくはなれてときに思ふも

●目に見えるものだとすればものすごくこはいでせうね愛/放射線

●街路樹は管理されつつ霑(しほ)るかな数字のふだのうへのひこばえ

●地上には赤いポストの木がはえてすべては地下でつながつてゐた

*****

月旦の宮野さんのコメントに、ちょっと泣きそうになる。
(泣かないけどね)

わたしがこどものころ、遠鉄バスには、
黒い鞄をもった女の車掌さんが乗っていたような気がする。

遠鉄といえば、遠鉄名店ビルへいくことが、こどものころの一大イベントだったなぁ。
「今日はマチへいくよ」と母親にいわれてうきうきでかけ、買い物をしたあとは、食堂街で、ごはんを食べた。

釜飯ができあがるのを待ちながら、
10円入れると巻物状になった占いの紙がでてくる丸っこい機械をぐるぐる回したりした。

遠鉄名店ビルの前に、物乞いをする傷痍軍人がいたころの話。

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