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2011.02.28

●昨日活字になった短歌

●さういへばきみに手紙をもらつたねはるかむかしの二十世紀に

日経歌壇。穂村弘選。

「二十世紀」が本当の「はるかむかし」になってしまったら成立しないポ
エジー。内容を裏切るような旧仮名遣いが不思議に効果的。

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2011.02.24

●最近関心したグッズ

●丸薬10粒匙

やさしいおじさまに、漢方の名医をご紹介いただき、漢方薬デビュー。煎
じて飲む薬は、性格的にずぼらだからむりだなあ、と漢方はあきらめてい
たのだけれど、ここでいただいたのは、丸薬と粉薬。粉薬も苦くないし、
これなら続けられそう。

で、丸薬のほうは、一日三回、20粒を飲まなくちゃいけないのです
が、薬と一緒にもらった、プラスティックの匙が便利なんですよ。先週ま
では、こんなグッズが、世の中にあるなんて知らなかったのに。まだま
だ、世の中には知らないことがたくさんあるにちがいない。

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2011.02.16

●昨日みたお芝居

●野田地図「南へ」

つり革がミニーマウスになっている、とってもホラーな副都心線で池袋
へ。

野田地図を見るとき、誰が出るのか、はわたしにとって、ぜんぜん問題
じゃないんだな。開演前に、あわてて主演がだれかなのかを、同行者にき
くパターンが多い。

今回は、舞台上の出来事と、現実の自然災害のタイミングが合致してい
て、ををを、と思いながらみたのだった。

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2011.02.14

●最近読んだ本

●「1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体 デフレ社会究極のサバイバル術」坂口孝則(幻冬舎新書)
●「久生十蘭短篇集」川崎賢子選(岩波文庫)
●「日本語と時間<時の文法>をたどる」藤井貞和(岩波新書)
●「ダイオウイカは知らないでしょう」西加奈子・せきしろ(マガジンハウス)
●「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」ナボコフ(講談社文芸文庫)
●「念珠集」斎藤茂吉(講談社文芸文庫)
●「詩歌の岸辺で 新しい詩を読むために」岡井隆(思潮社)
●「日本語ほど面白いものはない 邑智小学校六年一組 特別授業」柳瀬尚紀(新潮社)
●「タタド」小池昌代(新潮文庫)
●「フランキー・マシーンの冬」(上)(下)ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳(新潮文庫)
●「平家物語」(14)橋本治(中公文庫)
●「深沢七郎の滅亡対談」深沢七郎(ちくま文庫)
●「魔都」久生十蘭(朝日学芸文庫)


茂吉の散文がおもしろすぎる。
ウィンズロウ、かっこいいっす。
平家物語、あと2巻になってしまった。
(ずっとずっと読んでいたい。橋本治さん、はやくよくなりますように!)
久生十蘭、2月の新刊もチェックしないと!

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2011.02.11

●今日観覧した上映会

●第57回カンヌ国際広告祭 入賞作品上映会

にゃー、おもしろかった。

アルゼンチンのチョコレートのCMに、世界中どこでも女心はいっ
しょだ、と思う。

エジプトのチーズのCMは、キャラクターのパンダが凶暴すぎて笑え
る。

フランスのシトロエンのCMは、ロボット犬がかわいい。音楽もい
い。

オーストラリアのビールのCM、パレードするひとたちの集団属性
と、その外見がひとつひとつ納得で大笑い。

タイの生命保険のCMは、昭和の絵のへたなギャグ漫画テイスト。

フランスのテレビ局のCMは、莫大なお金をかけた落語。あと、エイ
ズのも、フランスっぽすぎる。やっぱりフランスは愛の国だわ。

アメリカのグランプリ作品は、講師の方もいっておられたけれど、わたし
にもやはりすごさがわからなかった。オランダのCMで、四つ指折り
数える仕草にも衝撃をうけた。

いろいろ考える種をもらえた感じ。寒いけど、でかけた甲斐がありまし
た。

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2011.02.07

●未来年間賞(黒木三千代選・15首)

【外界と対峙してゐる】

●外界と対峙してゐるはだへこそわれのこころとおもへこひびと (10/7月号「日々不穏」)

●ゆつくりと形をなしてきたりたるくみあげ湯葉のやうな感情 (10/7月号「日々不穏」)

●肉片がまだついてゐる愛などを噛み砕くとき奥歯をつかふ (10/6月号)

●降水と言い換えられる雨としてわたくしは会社員をしてゐる (10/6月号)

●かなしいかかなしくないかどちらかを選ばなければ(膜をはらずに) (10/3月号)

●東京でひとりで暮らすわたしには家族写真が一枚もない (10/8月号)

●あなたにも屋根裏部屋があるやうにわたしのなかに つもる埃 (10/3月号)

●他人にもある粘膜をあぢはへば貝のむき身のやうなわたくし (10/8月号)

●「カップルかファミリー以外この橋を渡るべからず」泳ぎてゆかむ (10/2月号)

●二マイナス一は一ではないんだよひととひととのこころのばあひ (09/11月号)

●欲望をかきたてあつて生きていくことにつかれてゐる資本主義 (09/11月号)

●デルヴォーの描く乳房は恒常性斜視のごとしもわれの目を見る (10/1月号「見る」)

●けだしくも舌にのせたら溶けさうなまひるまうすく透ける月読  (10/4月号)

●いつの日か行かうアフリカ 打楽器は体を出でたる脈拍なれば (10/9月号)

●引用をされると歌はうちがはのひだふるはせてひかりはじめる (09/11月号)


******


一箇所、旧仮名の表記まちがいがあったので(←自分の責任)、
訂正してあります。あわあわあわ。

1年間に提出した歌、112首から、
岡井先生に選歌された92首が「未来」に掲載されて、
そこから15首を黒木さんに選んでいただきました。(09/10月号から10/9月号まで)

この15首のタイトルとして、【外界と対峙してゐる】とつけてくださったのも黒木さんです。
ありがとうございました。

「この橋」は歌会で、松原さんにコテンパンにやっつけられた歌なんだよな、とか。
「デルヴォー」は、「デルヴォーっていう固有名詞を出したところが、底が割れちゃったね」と岡井先生に批評されたっけな、とか。
「アフリカ」は、ワールドカップのブブゼラ聞いてたときの歌だったな、とか。(ブブゼラは打楽器じゃないけど)
「けだしくも」は、万葉集に出てきてつかってみたかった言葉だったんだ、とか。
「膜をはらずに」のパーレン(丸かっこ)は、伊勢谷小枝子さんの影響だな、とか。

そうか、わたしはこんな歌を作っていたのか、みたいな、不思議な距離感。

(ちなみに、旧仮名にしたのは、09/9月号から。アジサイを【あぢさゐ】って書きたいと思ったのが旧仮名にしたきっかけでした。)

以下、選評。

◆一貫した問題意識、現代で働いて生きるなかでの詩を見ている。
◆自己という核心を通して、堅実に表現されている。
◆ユーモア、風刺、寂寥もあり、修辞的に工夫していて、技術的な目配りがある。
◆昨年までにくらべて、存在感が出てきた感じがある。
◆自分の生に責任を持って生きている人間が見える。


ありがとうございます。精進します。

※追記:表記まちがいがあったので、2箇所訂正しました。(2月10日)
微妙な部分を推敲しているので、いろんなバージョンがノートに残っているという罠・・・。

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●未来2月号 歌稿

●二年ぶりに家に帰れば父親はおののののろとうがいしてをり

●よしみの子ことし成人式だつてといひあふ友はひとりもゐない

●よちよちと横断歩道を歩きしが途中でぱつと飛び立てば鳩

●(作中の主体としてもこのへんで詩的飛躍をしたいところだ)

●午後十時急に重たくなる紐がわたしの首にかけられてゐる

●東京で生きるわたしは地方紙の訃報欄にはのらないわたし

●くりかへしくりかへされるさざなみの波のまにまにうつるつきかげ

●夜の海はこはいね こはい なによりもさう人間よりもこはいねきつと

●おとうとのやうにあなたを思ひつつときどきとがるちちふさがある

●わたくしをめぐる世界は茫漠としてうつくしい裸眼の朝(あした)

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●昨日見たお芝居

●ペテン・ザ・ペテン

勘三郎が休演してるから、直美ちゃんが、いまひとつひかってないのよ
ね。相手役が、軽くって。。。というのは、わたしの後ろの席にいた、華
やかな芸能人さんの幕間のコメント。わたしも同意。ラサール石井を脳内
で勘三郎に変換しながら見てたんだけど、なかなかむずかしい。

最初、うしろの芸能人さんの声だけきいているときは、芸能人さんとは思
わなくて、北関東からでてきた、おのぼりさんのおじいちゃん集団だと
思っていたのはないしょです。

小池栄子かわいいなあ。人間ばなれしたスタイルのよさ。ただのかわいこ
ちゃんじゃなくて、演技もいい。悲劇のヒロインを演じさせたい感じ。
渡辺えりは大迫力。女傑だ。

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2011.02.03

●昨日みた劇団

●チェルフィッチュ

演劇から「演劇的な要素」をどんどんマイナスしていくと、チェルフィッチュになるのかな。チェルフィッチュ、見るたびにものすごく疲れるんだけど、また見てしまいそうな気もする。神奈川芸術劇場で、「ゾウガメのソニックライフ」初日。

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