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2007.06.27

●最近活字になった短歌

●春キャベツ四分の一を購いぬ誰が残りを食べるのだろう

「短歌」7月号 公募短歌館 伊藤一彦選 秀逸

下の句「誰が残りを食べるのだろう」は人を食ったような言い方であるが、そこが面白い。誰が残りの四分の三を買ってもよいわけだし、どうでもいいと言えばどうでもいいことである。そのことに興味を示した作者の心にはマジメなものが感じられる。

●わたしにはないのど仏もつ人が桜みあげているはうるわし

「短歌」7月号 公募短歌館 松平盟子選 秀逸

「のど仏もつ人」は恋人か。「うるわし」と言い切れるのは相手に若々しさが実感される場合だ。もしかしたら作者より年下の男性かもしれない。桜以上に男の喉元の反りのきれいさに、そして喉仏のまろまろとした形に目が留まるとき、静かなセクシュアリティーが漂う。「のど仏」の「仏」だけが漢字であることもよい。

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Comments

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Posted by: sbothai | 2015.10.23 at 01:42 PM

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