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2004.11.10

●マスノ教祖さまのコメントに関連して

本多響乃です。こんばんは。
コメントをいただいた歌について、作歌意図について、少々。

※枡野さんのコメントに関しては
<「枡野浩一かんたん短歌blog 2004.11.06「本」評その1 >
より、転載。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

不定期に刊行される雑誌とは違いますよねきみの約束 (本多響乃)

 これも「本」が出てこない。雑誌じゃなくて本だってば!
 きみの約束は雑誌じゃなくて本でしょ、と言いたいのかな? 気持ちはわかります。
 あと、お題に合ってない短歌の投稿も、どうぞ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

今回、お題である「本」をあえて詠みこまずに、
どこまで「本」という題詠に近づけるか、という意図で何作か投稿させていただきま
した。

そのうちのひとつが、これです。

わたしの中では、
「不定期に刊行される雑誌」=「あてにならない口約束」=「フェードアウトしそう
になっている恋愛関係」、というイメージです。

不定期に刊行されている雑誌って、いつのまにか休刊、廃刊になってしまうので。

あなたはいつでも、仕事が忙しいとか、同期の飲み会があるとかいって、
わたしとの約束をないがしろにするけれど、
わたしたちの関係は、フェードアウトしちゃわないよね、ね、ね、と
女の子が不安になっている、そんな歌。

ちょっとわかりにくかったかもしれません。


で、お題との関係ですが、
「雑誌も大きなくくりでいえば、本だよなーーー」という安易な発想なのでした。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

奥付はきみに出会った夏のままわたしはそっと閉じられてゆく (本多響乃)

 これも「本」という言葉が出てこないけれど、「奥付」という言葉があることによ
って、イメージの輪郭をきちんと保っています。
 「わたし」と「本」を重ね合わせていて、いかにも短歌って感じだけどね。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

これも、「不定期」の歌といっしょで、「本」を使わず「本」を表現するには?とい
うことで、
「本」にまつわる(=「本」しかもちえない)単語を拾ってみました。

新聞にも、テレビにも、鉛筆にも、携帯電話にも「奥付」はないので、
枡野さんのおっしゃる「イメージの輪郭」が、かっちり伝わったのではないかと思い
ます。

「いかにも短歌」、は、おっしゃる通りです。
わたしは、枡野さんの提唱されている「かんたん短歌」も好きなのですが、
「いかにも短歌」も好きなのです。

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