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2004.11.09

●「かんたん短歌blog」マーケティング試論その2

●毎週投稿しているのに、なかなかマスノ教祖さまからコメントをもらえないとお嘆きのみなさまへ
 (本多響乃)

コメントをいただいたので、つづけてみます。

<8>
では、マスノ教祖さまが、「鉛筆がほしい」というオリエンテーションをしているのに、
「万年筆」でプレゼンテーションをした場合はどうでしょう?

<9>
鉛筆を納品したくても、あなたの会社の製造ラインが、
万年筆しか、製造できない場合があります。

鉛筆と万年筆。両方とも、筆記具です。文字を紙に書き記す、という商品特性は同一です。
しかし、明確な違いもあります。

ここでは話をわかりやすくするために、
鉛筆の納入価格を1本100円、万年筆の納入価格を1本10,000円、と仮定しましょう。
(この場合、価格が安いほうが、「理解してもらいやすい歌」、
価格が高いほうが「理解してもらいにくい歌」ということで、暫定的に理解してください。
余計わかりにくいかもしれませんが)

鉛筆は、マスノ教祖さまの会社が、すてきなパッケージをつけて、付加価値を高め、
一般消費者に販売しようとしています。(=「かんたん短歌blog」が本になる、という企画のことです。)

その際、「鉛筆セット」として売り出したい商品の中に、「万年筆」がまぎれこむ余地はあるでしょうか?

もし、あなたの会社の万年筆を、製造コストをさげ、鉛筆なみの納入価格を提示できれば、
マスノ教祖さまの会社は、
「鉛筆セット、いまなら素敵な万年筆付き」で、売り出してくれるかもしれません。

ですが、本来、1本10,000円で見積もりを出さなければいけない商品を、
100円で製造するのって、どうでしょう?
ふつうの会社であれば
「んなこと、無理に決まってるじゃん。お前はうちの会社をつぶす気か」といわれ、
哀れあなたは接待交際費使い放題の花形のセールスセクションから、
窓のない、かびくさ~い社史編纂室へ、左遷となってしまうことでしょう。

<10>
では、万年筆しか製造できない会社のセールスマンであるあなたには、どんな道があるのでしょうか。

<11>
違う会社へ、セールスをかけてみるのはどうでしょう。

それは、「新聞歌壇」かもしれません。
「婦人公論」という雑誌の「短歌」欄かもしれません。
(次号から、この会社の購買担当者は、栗木京子さんになるそうです。
わたしもこれまで以上に、気合をいれてセールスに励む所存です。)
あるいは「短歌」「短歌研究」といった、短歌専門誌かもしれません。

その会社では、あなたの会社が製造している、見積もり価格10,000円の万年筆が
「おお、これこそうちの会社が欲しかった筆記用具だ!」と、
喜んで購買してくれるかもしれません。

それはそれで、
あまりにも値段が高くて、それほど沢山の消費者には買ってもらえないけれど、
「この万年筆に価値を見出してくれる人がいるのだ!」というプライドをもって、
今後のセールス活動をつづけていくことができる、ということです。

<12>
あるいはもしかしたら、鉛筆や、万年筆、といったと実務的な筆記用具ではなく、
クレヨンや、水彩絵の具、といったもののほうが、
あなたの会社では製造するのが得意なのかもしれません。

こういった場合は、売り込む会社を変えるというより、
売り込む業界自体を、変えてみる、という発想があります。

「ポエム」や「現代詩」や「俳句」や「川柳」や「都都逸」。
あるいは「小説」や「ゲームソフト」・・・。

マスノ教祖さまの会社では、どうすることもできない資材ですが、
このような資材を必要としている業界は、たくさんあるはずです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだつづけてもいいですか?

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Comments

こんにちは。
ぜひその続きが読みたいですの。
感想は自宅に書きたいと思っています。

Posted by: 茸子 | 2004.11.10 at 05:44 PM

あっ、遅ればせながら
銀紙賞おめでとうございました♪

Posted by: 茸子 | 2004.11.10 at 05:46 PM

茸子さん、コメントありがとうございます。

茸子さんにこの筆名で、返事をかくと、
なんだかキャラが分裂しちゃいそう。(笑)

銀紙賞、本当に嬉しいです。
以前、マスノ教祖さまが個人で運営されていた掲示板でのコンテストでは、落選ばかりだったから。

このマーケティング試論は、
苦節●年の研究成果(?)だったりします

Posted by: 響乃 | 2004.11.10 at 11:02 PM

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